慢性疲労症候群と線維筋痛症の原因と有効な治療法:第6回
                       −急性発症2−

Jacob Teitelbaum

Mail Magazine ME/CFS Information, No.101, 2006.2.13

サイト:http://www.co-cure.org/drt6.htm
原 題:CFS/Fibromyalgia Their Causes and How To Treat Them
    Effectively! "Update #6 - The Sudden onset-2"
著者:Jacob Teitelbaum, MD



Q.CFS/FMSの急性発症の原因としては、他にどのようなものがありますか?


A.CFS/FMSを突然引き起こす他の重要な原因は、下記のものがあります。



1.妊娠により、いくつかの原因が生じてきます。

a. 出産後、脳下垂体(脳にある分泌腺で、視床下部により制御され、ホ ルモン機能をコントロールしている)に流れる血液の量が大幅に減少しま す。減少が極端な場合には、脳下垂体の障害を引き起こすこともあります (シーハン・ネクローシスと呼ばれる)。脳下垂体を損傷するに至らない 程度のものは、医学的には無視される傾向にあります。しかし、私は、妊 娠後、長期間の脳下垂体の機能低下は、CFS/FMSを引き起こす可能性があ るのではないかと考えています。

b. 妊娠中は、多くのホルモンの量が増えます。エストロゲンやリラキシ ン、CRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)などがそうです。これら のホルモンの急激な減少は、発症の原因となる可能性があります。

c. 妊娠後、6〜12ヶ月の間は、睡眠不足になることがよくあり、これも 主因となりえます。

d. 出産後、血液量が著しく減少します。妊娠中の血液量は、たいてい通 常より約30パーセント増加しています。



2.けがをすること。例えば車に何のダメージも与えないような非常に小 さな事故や麻酔をかけ頭を後ろに傾けた体勢での長時間にわたる手術も、 線維筋痛症を引き起こす可能性があります。これには、二つのメカニズム が考えられます。

a. 睡眠を妨げる筋肉の僅かな緊張。睡眠を妨げるものはどんなものでも、 CFS/FMSを引き起こす可能性があります。特に、首のむち打ち症は、こうい った問題を引き起こす傾向があります。これは、首の脊髄の緊張や頭蓋骨 より下から首にわたる部分の緊張をもたらします。

b. 脳と脊髄が通っている部分(Bony areas)が通常より少し狭い場合には、 この部分の腫れにより、症状が現れることがあります。手術をすれば、症 状がやわらぐこともありますが、費用がかかりますし、元に戻すことので きない治療法です。さらに、その手術に関して私が信頼できると思う外科 医は、国内に一人しかいません。幸い、私たちのプロトコルによる治療で、 ほとんどの症状は改善でき、ほとんどの症例で手術は不要となります。



3.症例によってはワクチン接種がCFS/FMSの原因である、と考えている 研究者もいます。その原因の一つとしては、ワクチンの薬瓶に含まれる防 腐剤(水銀が含まれる場合がある)が挙げられます。しかし、水銀を含む 防腐剤は、ワクチンにはもう使われていないと聞いています。そのため、 私のウェブサイト上のプログラムを実行するときに、「CFS発症の直前に、 ワクチン接種を受けましたか」と質問しています。


  4.度重なる毒物の暴露は、CFS/FMSを引き起こす可能性があります。し たがって、発症の直前に新しい家に引っ越したかどうかという質問は、重 要です。もし当てはまるのであれば、壁紙の裏のカビや、一酸化炭素の量 などを調べることが重要となります。また、一週間家から離れていると症 状が治まりますか(注−仕事をしているときとしていないとき、家族と一 緒にいるときといないとき、もあわせて調べることが大切です)?町の外 にいる時は具合がよくなりますか?殺虫剤か化学物質の暴露(仕事に関係 があることが多い)を受けましたか?これは特に農業従事者によく見られ ます。 


これらは、CFS/FMSの急性発症のよくある原因のほんの一部です。



翻訳:Co-Cure-Japan, Sasa





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