CFSの進展に伴って生じる患者の変化を理解する ---第二段階---

Patricia A. Fennel

Mail Magazine ME/CFS Information, No.57, 2002.11.13.

サイト:http://www.co-cure.org/phases.htm
原題:Understanding the Different Phases of CFS
著者:Patricia A. Fennell, CSW
所属:Albany Health Management Associates



第二段階

安定


身体面: 
第二段階になると、キャシーは非常事態の段階から停滞期に入ります。彼女は、症状のパターンに周期性があることに気づき始めました。そして、自分の動ける範囲を具体的に把握することで、混沌の中でもより秩序立った活動ができるように努力しました。例えば、午前中は階段を昇れても、午後になると昇れなくなるだろうということを考えるようになりました。



精神的面: 

診断を得たおかげで、キャシーは自分の症状の経過を理解し、そのことを自分自身や周りの人々に説明できるようになりました。しかし、これまでに色々な人々から受けてきた非難のため、彼女の気持ちは社会から一歩下がってしまい、体の痛みや不愉快な思いの表現には以前より慎重になりました。さらに、彼女は、身体症状のため、社会と接する機会を妨げられてしまいました。

キャシーは、以前できたことが同じようにできなくなり、自分の狭くなってしまった限界に戸惑いました。そして、以前の活動レベルに戻ろうと強く思いながらも、情けないほど失敗を繰り返す自分に気づきました。自分の身体、思考、感情がどんな状態におかれても「適切にふるまえる」かどうか全く自信がなくなり、まるで子供になってしまったような気がしました。しかしその一方で、彼女は、検査結果はどれも不確定なことばかりなので、もしかしたら治る見込みがあるに違いないと信じて、より良い治療をしてもらえる医師、できることならば、完治させてくれる医師を探そうと努力をしました。

たとえ良くならなくとも、このことは彼女の人生に起こったショッキングな変化に対する、彼女なりの何とかしたいという健全な思いの現れです。ただ残念なことに、このことにより、これまで築いてきた主治医との信頼関係を徐々に損ねることになります。なぜなら、医師はそんなことをしても意味が無いと考えているからです。



社会面: 
キャシーの状態や、彼女が「普通」に戻ろうとして何度も失敗することに対し、友達、家族、同僚達は、しだいにいらだちを感じるようになりました。彼女の苦しみを目の当たりにせねばならないことや、彼女と一緒にいることで社会的非難を受けるようになり、家族の不満は高まって行きました。このような、汚名を着せられた人とそれに関わる人々に対する「社会からの無視」は、医師も経験することがあります。



ケース・マネージメント: 
この段階で、医師たちは、患者が病気の経過についてもっと知ろうとしていることを認識する必要があります。そして、患者達が新たな活動範囲を受け入れられるよう助けて行かなければなりません。

患者支援団体は、患者が「普通に戻る」ことを支援しています。そして、その多くは患者の期待に応えようと、まだ疑問のある治療法を勧める、といったところまで及ぶ場合もあります。そのため、この段階で臨床治療ガイドをきちんと伝えないと、慢性病の患者は、第一段階と第二段階を行き来することになります。


翻訳:Co-Cure-Japan, MaO



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