CFSの進展に伴って生じる患者の変化を理解する ---第三段階---

Patricia A. Fennel

Mail Magazine ME/CFS Information, No.58, 2002.11.20.

サイト:http://www.co-cure.org/phases.htm
原題:Understanding the Different Phases of CFS
著者:Patricia A. Fennell, CSW
所属:Albany Health Management Associates



第三段階

解決


身体面: 
以前のように活動ができないことを受容し、病状が悪化しても、それは慢性疾患に良く見られるサイクルなのだと認識するようになると、患者は第三段階に入ったことになります。キャシーは、まだ体調がひどく悪くなることもありますが、症状が和らいだ時や体調が安定している時を楽しむようになりました。



精神的面: 

第三段階の患者達は、自分の生活が変わってしまい、かつての状態には決して戻れなかもしれないと感じる時、自然に深い悲しみが湧き上がるのを経験します。そして、なかなか見つからない治療法を探し始めたり、病気を生活の一部として受け入れて行くことで、人生をもう一度自分の手に取り戻そう、もう一度自己を立て直そうとします。しかしながら、この時期の患者達は、全く効果のない治療法で患者を食い物にする人々の犠牲になったり、患者自身の絶望感や自殺への思いに負けたりすることもあるのです。

キャシーは幸運でした。新しいCFSの友人やソーシャルワーカーの助けにより、彼女は前の自分を失ったことに対する悲しみを吐き出すことができました。

また、彼女は、自分の心の奥にある疑問と向き合い、自分の存在意義や病気になったことの意味を考えるようになりました。おかげでキャシーは、嘆きの時を過ごすという、必要であり困難な過程を、うつになることがなく乗り越えることができました。



社会面: 
家庭面でキャシーは、つらい経験をしました。結婚生活が破綻し、夫という大切なパートナーを失ったのです。仕事はなんとか続けていましたが、それはひとえに上司の理解によるものだと、キャシーはわかっていました。彼女は、次第に社会や仕事に対する自分の欲求を満たすための別の方法について考えるようになりました。

キャシーはこの頃、自分のCFSについて公に話すようになりました。時折、否定的な態度をされることもありましたが、そのような非難や偏見に対して立ち向かう術も学んでいきました。そして、彼女はそれによって、自分でも驚くほどに、気持ちをしっかりと持つことができるようになってきたのです。



ケース・マネージメント: 
医師の役割は、全ての段階の中で第三段階において最も重要となります。患者が病気を生活の中の一部として受容して行くことを支援するには、患者ケアチームにソーシャルワーカーか、もしくはカウンセラーに参加してもらうことが一番良い方法です。

また、医師も、自分自身のための支援ネットワークを検討する必要があります。熟練した医師でも、慢性病の患者を診療してゆく中で不信感や無力感を味わったり、医師の気力を全て奪ってしまうような患者のひどい態度に接したり、効果的な治療を行う機会をのがしてしまったと感じることは、決して珍しいことではありません。


翻訳:Co-Cure-Japan, MaO



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