CFSの進展に伴って生じる患者の変化を理解する ---第四段階---

Patricia A. Fennel

Mail Magazine ME/CFS Information, No.60, 2002.12.4.

サイト:http://www.co-cure.org/phases.htm
原題:Understanding the Different Phases of CFS
著者:Patricia A. Fennell, CSW
所属:Albany Health Management Associates



第四段階

統合


身体面: 
第四段階では、病態は引き続き停滞しています。ときおり症状の軽快/悪化が見られますが、キャシーの状態は、ほぼ安定していました。だからといって、生活が楽になったわけではありません。嫌いな車椅子が必要になるほど病態が悪化することもありました。特に、動き過ぎてしまうと、思考能力が低下することもありました。



精神的面: 

キャシーに生じた本当の変化は、「新しい自分の理想像」を持ち、病気を克服してゆこうと考えるようになったことでしょう。第四段階の患者達は、以前の自分と苦しみ耐えている尊敬すべき新たな自分とを統合することに成功します。キャシーは、自分の感情的、精神的な成長を追い求め、そして治療が必要なときは少なくなって行きました。



社会面: 
第四段階では、患者は新しい友人関係を広げ、時には新しいパートナーを得ます。また、知り合いを通して、患者達は疎遠になった他の家族、友人、恋人との関係修復も可能となるでしょう。キャシーは仕事を変え、家でウェッブサイトを運営する仕事に就くことにしました。彼女の元の夫は再婚し、彼女は彼女の道を歩んで行きました。そして、CFSニュースレターに自分の日記を投稿するようになりました。



ケース・マネージメント: 
第四段階の患者はこのままの状態が続いて行くわけではないことを、医師は心に留めておかなければなりません。つまり、慢性病には繰りかえしのパターンがあり、継続的な経過観察が必要なのです。ひとたび、(身体的もしくは精神的な)強いショックに襲われ、振り出しに(第一段階)戻ってしまうようなことがあると、患者はそのショックをなるべく早く自分の生活の中に受け入れようと、医師を頼り、再び訪れることでしょう。健康管理チームのメンバー(担当医師、医師のアシスタントやソーシャルワーカーも含めて)の間で、実務上の責任を適正に分担しておくことで、患者と家族がうまく生活できるよう支援して行けるでしょう。


参考文献
1.Feiden K. Hope and help for chronic fatigue syndrome.
New York: Prentice Hall, 1990.
2. Fennell PA. The four progressive stages of the CFS experience:
a coping tool for patients. J Chron Fatigue Syndrome. 1995; 1:69-79




翻訳:Co-Cure-Japan, MaO



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