慢性疲労症候群と線維筋痛症候群の原因と有効な治療法:第7回
                          −緩やかな発症−

Jacob Teitelbaum

Mail Magazine ME/CFS Information, No.95, 2005.11.14

サイト:http://co-cure.org/drt7.htm
原題:CFS/Fibromyalgia, Their Causes and How To Treat Them Effectively!
    "Updata #7 - Gradual Onset"
著者:Jacob Teitelbaum, MD



Q. もし発症が緩やかだったとしたら、何に注目すればよいですか?


A. CFS/FMSの緩やかな発症を引き起こす原因は多数あります。それ らは、いくつかの主要なカテゴリーに分けられます。


1.細菌感染  

ウイルスや寄生虫、抗生物質感受性感染の場合、突然発症するこ とが多いのですが、細菌感染の場合は、緩やかな発症を引き起こす 傾向があります。主な病因としては、繰り返し、または長期に渡る 抗生物質の使用(例えば、挫創のため)や、砂糖の多量摂取、プレ ドニゾンやその他ステロイド剤の高用量長期使用、経口避妊薬によ る高エストロゲン状態などがあげられます。

2.ホルモンの問題  

甲状腺機能の亢進/低下は一般的であり、緩やかな発症を引き起 こす傾向があります。もう一つCFS/FMSの原因として非常によく見 られるものに、エストロゲンの欠乏があります。多くの女性は、閉 経あるいは更年期障害の診断のために行われる血液検査が異常を示 す5〜12年前に、エストロゲンが欠乏するようになります。たい てい、まず最初に睡眠障害が現れ、次に記憶障害が現れます。その 後、痛みや疲労感が徐々に出てきます。慢性的なストレスもまた、 コルチゾールの欠乏を引き起こすことがあります。以上のことは、 次回以降の記事で、さらに詳しく取り上げていく予定です。

3.慢性的なストレス  

慢性的なストレスには、仕事のストレスや家庭のストレスが含ま れています。さらに、CFSは、幼年時代に虐待を受けた人(とくに性 的虐待)を受けた人に、より多く見られます。会社があまりにも従 業員を酷使するため、同じ会社から複数の従業員が患者として来院 することもありました。患者が、経済的に、あるいは感情的に依存 関係にある場合、酷使されている状況に留まらざるを得ないと感じ てしまうことがあります。そのような場合の多くは、家族や友人の 助けを必要とする時期です。酷使される労働環境にある場合、障害 を持つアメリカ人法がよりストレスの少ない別の仕事や職場に就く 助けとなるでしょう。さらに、他に選択肢がないような気がして( 例えば、他の仕事のスキルが無い、高い生活費に追われているなど の理由により)嫌な仕事を続けている、仕事ばかりで子供をほった らかしにしているなどの感情も、考慮されるべきストレス要因です。

4.慢性的な栄養失調  

これは残念なことに、決まって西洋諸国で見られます。これは、 食物の加工、砂糖や精白小麦粉の摂取量の増加が主な原因です。ま た、近代農法によって土壌の栄養が枯渇していることも、原因であ る可能性があります。例えば、平均的なアメリカ人の毎日の食事に は、それぞれ約150ポンドの加工された砂糖と精白小麦粉が含まれ ています。どちらもビタミンとミネラルがほとんど含まれておらず、 カロリーだけは高いものです。こういった問題のせいで、アメリカ や他の西洋諸国では、高カロリー栄養失調がよく見受けられます。

5.慢性的な睡眠障害  

睡眠時無呼吸症候群やレストレスレッグ症候群のような慢性の睡 眠障害は、よくあるCFS/FMSの誘引です。睡眠時無呼吸は、睡眠中 に呼吸が困難になることで生じるいびきやゼイゼイ音が一般的な特 徴で、ひどい肥満や高血圧の人にみられます。痩せている人の睡眠 時無呼吸は、脳や脊髄の圧迫(Chiari奇形や脊柱管狭窄症)と関係 がある場合があります。レストレスレッグ症候群もまた、CFS/FMS にとてもよく見受けられます。この症候群は、睡眠中に脚をさかん に動かすのが特徴です。日中でも、脚に何かが這いずり回っている ようだと感じたり、跳びあがってしまうことさえあり、落ち着きが 無いように見られることがあります。就寝中に毛布(あるいは一緒 に寝ている人)がしょっちゅう蹴られるということは、レストレス レッグ症候群の重要な証拠です。睡眠時無呼吸症候群とレストレス レッグ症候群は、どちらも睡眠検査によって診断されます。この検 査には、さらに2000ドルかかりますし、保険が支払われないことが しばしばあります。ビデオカメラで寝ている間の様子を録画し、こ れらの兆候を調べるという、賢い方もいます!幸いなことに、通常、 患者の病歴からその疾患の有無を疑うことができます。これらは、 私のウェブサイトのプログラムを実行したときに考慮される100を 超える原因のうちの2つに過ぎません。

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翻訳:Co-Cure-Japan, Sasa.




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