慢性疲労症候群と線維筋痛症の原因と有効な治療法:第5回
                          −急性発症1−

Jacob Teitelbaum

Mail Magazine ME/CFS Information, No.97, 2005.12.11

サイト:http://co-cure.org/drt5.htm
原題:CFS/Fibromyalgia, Their Causes and How To Treat Them Effectively!
    "Updata #5 - Sudden Onset"
著者:Jacob Teitelbaum, MD



Q. なぜ、多くの異なる要因によって、CFS/FMSのさまざまな患者にみられる一連の同じ症状が引き起こされるのかについて、これまでご説明いただきましたが、これらの症候群に共通する要因は何だとお考えでしょうか?

A. CFS/FMSには多数の異なる要因があることで、初めは本当に戸惑いましたが、現在では、それらの要因は最適な治療法を決める鍵になっています。まずは次の質問に答えてみてください。

1. 徐々に発病しましたか、それとも突然発病しましたか?

2. 発病に先立つ数ヶ月間に生活の中で何が起こりましたか?



Q. 「突然の発病」であった場合には、どうしたらいいでしょうか。

A. 患者の約半数が突然発病しており、1975年に私がCFS/FMSを発病したときもそうでした。「突然の発病」の場合、どのように検査を進めていったらいいか、手がかりがあります。最も一般的に行われるのは感染症の検査です。

1−のどの痛み、鼻汁、広範囲の痛み・頭痛・発熱・倦怠感などを伴うインフルエンザのような症状が主症状でしたか?
 これらの症状にあてはまり、発症後に何らかの血液検査を受けたことがある場合、あなたの主治医は白血球数(WBC)または特定のウィルスの検査をしましたか?WBC(伝染病に対するごく一般的な検査です)が6000以下であったなら(特にリンパ球や異形リンパ球の数値が高い場合)、発症原因がウィルス性の感染症であることを示唆しています。WBCが9000以上ならば、抗生物質感受性感染症(antibiotic sensitive infection)をより強く示唆しています。

2−症状が主に肺や胸部に集中的していましたか?
 この場合、一番よくあるケースは、ドキシサイクリンやシプロへの感受性異常を示す感染症です。肺鬱血や微熱(この病気では、発熱は華氏98.6以上をいう(37℃以上))が続いているならなおさらです。この場合、ドキシサイクリンやシプロの長期投与(通常6〜24ヶ月間。イースト菌の異常繁殖を抑えるためにナイスタチンも服用すること)が有効です。


3−激しい下痢を伴う腸感染症が主症状でしたか?
この場合、特に旅行中に発症した場合には、寄生虫の検査が重要となるでしょう。国内のほとんどの研究所では、ほとんどの寄生虫感染を見逃してしまうだろうと、私は思っています。検便による寄生虫検査は、グレート・スモーキー・マウンテン研究所(800-522-4762)もいいのですが、私は、Parasitology Center(寄生虫センター、480-777-1078)を勧めています。検査で寄生虫が見つからなければ、グレート・スモーキー・マウンテン研究所で行われているバクテリア検便も有用です。抗生物質服用後に下痢が始まった場合には、クロストリジウム・ディフィシル・トキシンを調べる検便が重要です(この検査はどこの研究室でも受けられます)。しかし、通常、それはイースト菌の異常繁殖の治療が重要であることを意味しています。


4−肝炎、慢性膀胱感染症、前立腺炎などの他の感染症(症状が軽くよく医者に見逃される)も重要な手がかりとなり、直接的で効果的な治療に役立てることができます。



翻訳:Co-Cure-Japan, "A.S."





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