慢性疲労症候群を診察する診察科・医療機関について (実態・心構え・問題点)

 

<実態と心構え>

慢性疲労症候群の現場は、専門医の中でも、「認める」「認めない」というところにある。

2012年10月、再度、「日本内科学会」に問い合わせたところ、

「慢性疲労症候群が自己免疫疾患(膠原病類縁疾患)として「正式 (*)」に取り上げられたのは”2008年9月”」との回答であった。

 
 
   (*)日本内科学会の定義する「正式」について:
   日本内科学会が定める研修カリキュラムや資格認定試験の出題基準として
   これまで取り上げることがなかった疾患を取り上げた場合、学会内の一定の
   手続きを踏まえて採用しており「正式」に学会として取り扱うものと考える.

 

過去に発表されていたネット上の情報や出版された医学書と比較した時、明らかに混乱が見られるが、

いずれにせよ、「未だ混迷を極める欧米より一歩先んじている状況」である。

日本でさえ「未だにリウマチ科医の間で認知が低い」という現実、

そして、「日本のリウマチ医の総数が非常に少ない」という医療現場の厳しい現状を踏まえた上、理由はどうであれ、

慢性疲労症候群の患者は「リウマチ専門医の診察を受ける権利」を認識することが、最重要留意点である。

 

「慢性疲労症候群」が、日本の医学界では比較的はやく「自己免疫疾患」にカテゴライズされているにも関わらず、

現在も「診療しない」病院が多いのには理解に苦しむ。ましてや、厳しい状況に置かれている患者そっちのけで

「認める」「認めない」という現場の医師達の態度は、患者の理解を超えている。

 

「慢性疲労症候群?信じないね。あなた死んでもいいじゃない。あなたが死んでも誰が気にするわけなし、何が変わるわけなし」

そういう言葉を医師から聞くこの病名が、医師・患者・社会にとって正しいとは思えない。

慢性疲労症候群の一日も早い「膠原病・リウマチ科医への周知、現場の患者受け入れ体制改善、『適切な』病名、そして

あまりにも危険な治療薬しかない膠原病リウマチ科の現状改善(安全かつ効果の高い薬の開発)を何より切望してやまない。

 

1960年代に小児発症した各国の患者達も、発病から既に半世紀以上経過し、一生を完全に棒に振ったまま人生を終えようとしており、

その中の多くは、他の自己免疫疾患や癌を発症・併発し、老・病介護、病・病介護の生活に入っている。

特に子供の場合、取り返しのつかない人生にならないよう、早めに受診する事を勧める。

 

主治医が見つかるまで何かと大変不愉快な経験をする事が多いと思われるが、

日常生活の中で『意地でも笑う』姿勢を心がけられるよう強くお勧めする。

 

Co-Cure-Japan NOTE in  2013年

 
 

[Co-Cure-Japan Note : 旧内容]

    

      


    

 

<問題点>

 

未だに膠原病リウマチ科では「炎症性疾患ではない」という理由で診断を拒否している病院が殆どであるが、

炎症反応や抗体など血液検査に異常が出ないタイプのベーチェット患者の診察をしている現状を考えると明らかに矛盾がある。

「炎症反応や抗体など血液検査の上昇がなければ炎症性疾患と認めないから診察しない」という事であれば、

膠原病リウマチ科という看板を下ろし、「炎症反応・抗体上昇科」と看板を書き換えて頂きたいものである。

 

全身性炎症を起こしている時に炎症反応が上昇しないのは「脳の炎症を原因とする疾患」に特有のもの”ではない”。

破壊的な激しい全身性炎症の真っ最中に「血沈もCRPも上昇しない」という例は自己免疫疾患では案外よく見られる。

--むしろ、「プレドニゾロン」を服用中、あるいは「長期ステロイド関節腔内注射中」に炎症反応が「無意味に」若干上昇したり、

細菌・ウィルス感染に対し”若干”上昇したり、どちらにも”全く”反応しないという具合である。

(一応、炎症は反応が上昇したら何かが起きていると考え、調べてみた方が良い)--

 

…「炎症反応が正常だから炎症性疾患でない」と片付けられる問題は慢性疲労症候群だけではなく、

 ベーチェット、再発性多発性多発性軟骨炎など、自己免疫疾患ではよく見られる重大な問題である。…

 

>@炎症反応の問題;自己免疫疾患の場合 [詳細:こちら]

>A炎症反応の問題:肺結核の場合[清瀬複十字病院]  http://www.jata.or.jp/rit/rj/kekkaku/79ito309.pdf

 

〜Co-Cure-Japan NOTE in "2012年"追記:(12月)より〜

 


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